愚痴が止まらない父、時々母との旅行日記

父からの1通のメールが始まりでした

イギリス旅8・9日目〜グラスゴー最古の館〜

 

ロンドンと同じくらいの寒さです。

 

 

イギリス旅

 

昨日、グラスゴーに到着しました。ついにスコットランドに入ったことになります。かなり北に位置しているので、かなり寒くなるんじゃないかと心配していましたが、それほど変化は感じません。

 

 

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スコットランドに入ると建築物の色が白色になるのですぐにわかる、とどこかで聞いた気がしますが、特に白色の建物が目立っていることはありません。

 

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雨がパラパラと降っています。雨自体はかなり小粒なのでそれほど気になることはないです。スコットランドに来た!という実感は特にありません。同じ国なので当たり前ですかね。

 

今日は、グラスゴー大聖堂プロバンド領主館に行ってきました。

 

プロバンド領主館はグラスゴー最古の館と言われています。建てられたのは15世紀で、当時は近くにあるグラスゴー大聖堂に関係する建物として扱われ、病院としての位置づけでもあったそうです。宗教改革時のカトリックとプロテスタントとの闘争にて他の領主館はなくなってしまいましたが、このプロバンド領主館は生き残りました。

 

館内は当時のスコットランド人の暮らしがそのまま残されています。20世紀後半にある人がこの領主館の修繕を1ペンスで引き受けたと書いてありました。グラスゴーの人にとってもそれほど思い入れのある建物なのでしょう。

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宗教改革後には民間人の手に渡ったこともあるこの領主館は、宿泊所としても使われていた期間があるらしい。下の写真はキッチンとして使われていたのでしょう。

 

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入場料は無料(寄付)です。スコットランド人の昔の暮らしを感じられ、素晴らしい体験になりました。

 

領主館を出ると向かいに見えるのがグラスゴー大聖堂です。

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建てられたのは12世紀で、この大聖堂も16世紀の宗教改革からの破壊を免れた貴重な大聖堂です。何度か改築されましたが、15世紀からの姿はそのままだそうです。リヴァプール大聖堂とは違ってとても歴史を感じさせられます。まあ、リヴァプール大聖堂も12世紀に建てられたと言われても「へ〜」と納得していたとは思いますが(笑)

 

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入場料は無料(寄付)です。小中学生の課外活動だったのか、多くの子供達が訪れていました。中世の時代にこれほどの建物を建ててしまうとは、当時(今もかもしれませんが)のカトリック教会は巨大な影響力を持っていたのでしょうね。イタリアのドゥーモを訪れた時も強く感じました。

 

 

明日はマレーグという所に移動します。グラスゴーからさらに北西へ電車で5時間ほど走った所です。

 

 

 

グラスゴーからの鉄道で通る場所が「ハリーポッター」の撮影に使われたことで有名らしいです。それとマレーグにあるレストランのフィッシュ&チップスが世界で一番美味しいことでも有名です。本当かウソかは自分の舌で確かめてきます。