父とのヨーロッパ旅第2弾⑥ EUへの期待とair chinaへの不安
父とのヨーロッパ旅第2弾17日目
今日はパリに戻ります、そして念願のルーヴル美術館を訪れます
昨日、ルクセンブルクでの観光を終えて、ホテルに帰って夕食とビールを楽しんでいると、父がかなりダルそう( ・∇・)
父「風邪かもしれんな」
僕「父ちゃんて風邪引くんや( ゚д゚)」
朝起きてもだるさが残っているようで、父から信じられない言葉を聞きました
父「今日は休肝日にしようかな」
何てこった( ゚д゚)
観光中でも常にビールの事を考え、スーパー選びの時も冷えたビールが売っているかが最重要ポイントに置く父が休肝日??
多分、今日は大雨嵐でしょう
因みに僕は身体が丈夫な方で、最後に風邪を引いたのは小学生時代まで遡ります
他にも、大学生の時に野球部で行った広島旅行
みんなで牡蠣を食べまくった結果、7人中5人が牡蠣にあたりました(笑)
僕はしっかり、あたらなかった2人の内の1人です
このヨーロッパ旅第2弾でも、アムステルダムのスーパーで買った惣菜に入っていた生鶏肉を魚だと思ってパクパク食べていました( ゚д゚)(実は調理必須の惣菜でした)
さすがの僕でも焦りましたが、たっぷりのお茶と水を飲んだら(←感覚的に良い方法だと感じただけです)なんともありませんでしたᕦ(ò_óˇ)ᕤ
今日も父は朝飯いらないそう
昨日写真撮り忘れたので、今日はパシャり
トマト、ハム、チーズ、ヨーグルト、パン
食パン、菓子パン、バナナ、卵
この卵は生卵で卵の奥にある機械を使って自分で調理できます
昨日、感覚的にこれはゆで卵やと思って、割ったら勢いよく白身が飛び出したので、1人で笑っていました
(昨日の朝飯も1人で他のお客さんもいなかったので、遠慮なく声に出して笑っていました)
食べた後はコーヒーマシンでコーヒーをゲット!
ちょっとしたお菓子と一緒にいただきます( ^∀^)
「なんか知らんけど、ヨーロッパで飲むコーヒーは美味い気がするな」
とか1人で思ってたりします
こちらではエスプレッソ(めちゃ濃いやつ)が一般的だからなのか、普通のコーヒーでも日本のやつより濃厚なクセのある味に感じます
朝食を終えて部屋に戻ると、父がゴソゴソやっていました
子供のころにプチプチと潰しまくったこの梱包材で、飲まなかったワインやビールを丁寧に包んでいました
この梱包材を旅行に持っていく人って他にいるんでしょうか?( ^∀^)
父は他にも孫の手、調味料(醤油、マスタード、オリーブオイル)、など父ならではの持ち物がたくさんあって面白いです
これが意外と使う時があるんです
「痒い所に手が届く」と言いますか、、
これまでの父との旅で何度以下のセリフを聞いたことか、、
父「ほらな、持ってきてよかったやろ」
今日はパリに戻って、ルーヴル美術館だけ訪れます
本当はこの旅の初日のパリで訪れる予定だったのですが、唯一の定休日の火曜日だったので行けませんでした( ゚д゚)
ルーヴル美術館も今年の夏から予約必須になったようです
ちゃんと事前に調べておいてよかったです(←あたりまえやろ)
昨日予約しようとすると、
既に午後3時までは売り切れでしたᕦ(ò_óˇ)ᕤ
時間が決まっているなら早めに予約した方がいいです
ルクセンブルク中央駅からパリ東駅までTGVで移動
移動時間は約2時間くらい
国の首都から違う国の首都まで移動すると考えたら短い移動時間ですね
ヨーロッパ旅最後の長距離列車ということもあって、父は少し寂しそうである
この電車では珍しく、
警察の方がパスポートの確認にきました
日本のパスポートを見た警察官は満面の笑みで、
「アリガトウ」
と言ってくれたので、僕も相手の母国語であろうフランス語で
「メルシー!」
と言ったら軽くスルーされましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ヨーロッパに累計40日以上滞在し、何度も国境を列車で渡りましたがパスポート点検されたのは今回が初めてかもしれません
(パリ - ロンドン間をユーロスターで移動する時にはしっかり保安検査を通りましたが)
そう考えるとヨーロッパでの移動は、他では信じられないほどスムーズですね
列車の切符を買うだけ、保安検査やパスポートチェックもなく、ほぼストレス無しで他国へ移動出来る、通貨もユーロで統一(例外の国はもちろんあります)
ルクセンブルクの様に他国から通勤してくる人が多い国もある
今は大変揺らいでいますが、
ヨーロッパ連合(EU)やシェンゲン協定の素晴らしい側面を強く感じたヨーロッパ旅行でした
大学のゼミではEU経済を専攻しており、
EU経済のメリット・デメリットを学んできました
様々な要素や各国の状況により、
EUを存続すべきか解体すべきかを言い切るのは非常に困難です
ただ、EUはもはや後戻りするのが難しい状況まで進んでいます
また個人の意見として、
EUという試みは世界平和の試金石となり得ると考えています
大陸続きとはいえ、あれだけ言語や文化が多様な国同士が1つの共同体として存続することが出来るのであれば、
「世界の国同士も争いのない共同体をつくることが出来るんじゃないか?」、と世界中の人々に世界平和への可能性を与えることが出来る
そんな思いを抱きながらEUに関するニュースを見ています
だから、個人的にはEUの存続を強く期待しています
また話が脱線しました、戻ります
フランス、パリに到着です
パリでは2回訪れて2回ともスリ未遂にあっているのでめちゃめちゃ気を引き締めます
ホテルのチェックインの時間まで、しばし駅で待つことにする
父「このおっちゃん、仕事する気ないやろ」
目の前の自動販売機に商品を補充しているおっちゃんは、3つの袋を5分くらいかけて補充していました(笑)
しかも、自社のお菓子を頬張りながら( ・∇・)
ホテルに着いて少し休憩してから、
今回の旅の最終目的地であるルーヴル美術館に向かいます
カッコ良い外観です
予約購入したチケットを見せ、
簡易な荷物検査を通って入場です
エレベーターを下ると、広場に行き着きます
どこが入口かよくわからずスタッフに聞くと、
「そこの列に並んで」と言われます
僕と父「まさか〜、わざわざ予約したのにこんな長い列に並ばなあかんことないやろ」
スタッフさんに「チケット持ってますよ」と言っても、
「いいからその列に並んで!」
と、半ばキレ気味で言われたのでビビった僕は大人しく並ぶことに、、
父「絶対おかしいと思うけどな〜」
僕は、
並ぶことが大嫌いな父が爆発しないかだけが心配でした
本当に人が多い、、、
多いとは聞いていましたがこれ程とは( ゚д゚)
ちなみに訪れたのは午後3時半くらいです(営業時間が長い水曜日です)
後で気が付いたのですが、この長い列は「モナリザ」を見たい人が並ぶようで、モナリザは見なくて良い人はもうひとつの入り口から入れます
列が長いので、
「もうこれでモナリザ見たことにするか〜」、と思ったり
↑↑そこらじゅうに貼ってあるモナリザさん
並びながら歩いたりエスカレーターを登ったり、
実に45分!
ようやく何かしらの絵画を拝むことが出来ました!
それにしてもすごい人です、、熱気もすごい
父「やっぱ休肝日はやめや、ビール飲も」
父の予定変更は予想通り過ぎて驚きは特にありません
イライラしてきた父は、追い抜きを繰り返す人たちに「ノー、ノー!」と怒ったり、「オレも待つのが苦にならんくなったなあ」と自画自賛したりしていましたね
なんか列の進みが遅くなったと思ったら、、、、
おお!!
モナリザやん!!
モナリザめちゃ大人気( ゚д゚)
僕は列に並ぶのと人の多さで気分が悪くなっていたので、「はよ写真撮って退散しよ」くらいの気持ちでした
何人かずつ順番に、モナリザに近づけるみたいです
僕たちの番が来たので、
数少ないシャッターチャンスを集中して撮影
何とか、
父とモナリザの2ショットを撮ることに成功しました
父「これにてミッションコンプリートやな」
どうやら、ヨーロッパ旅で思い残すことはもうないみたい
モナリザ鑑賞の後は、個人で自由に行動できます
僕らは疲れているのもあったので、さーっっと見て帰ることにします
美術系の知識はゼロに近い僕ですが、
「この絵にはどういう意味が込められているんだろうか?」とか考えると少し楽しめます
例えば、下の絵
「あ〜、これは絵の下側にて人が亡くなっているんか、、てことは周りの人が上空に漂う神様か何かに対して、蘇らせてくれ!と願っているのか、、、もしくは、この亡くなった人が天国に行けるようにしたってくれ!って感じかな〜」
とかアホっぽい考えをつのらせるだけでも面白いです
上と似たような絵がこっちにもあります
似たような趣旨で描かれているんだろうか?
こちらは有名な「最後の晩餐」
ただこの「最後の晩餐」、
オリジナルじゃないやつですかね
教科書でよく見かけるやつとは、なんか違いますね
でもやはり、コンセプトは同じみたいです
左側にいるユダが、
密告した事で得たお金を握りしめていますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
知っていた事ではありますが、
この美術館は本当に広い( ゚д゚)
生半可な気持ちで来ると、疲れて終わるかもしれません
僕と父は生半可な気持ちでした
全部見るのは流石に厳しいので、
有名なやつだけ見て帰ることにします
ヴィーナスさん
無知の僕は知らなかった、何やらペガサスみたいなやつ
サングラスを付けていると、僕の下手な編集を加えなくて済むので助かります
てか、バリバリの室内でサングラスかける人おる??
特別編として、父曰くゾッとした絵がこちらです
この世界で父が恐れるのは人参とこの絵なので、
父と喧嘩する時には人参を右手に、この写真を左手に握りしめていきたいです
モナリザ鑑賞のために約1時間、その後は適当にまわって1時間半
合計2時間半という短い時間でしたが楽しかったです
その後は父との旅での恒例行事である「スーパーでビールと食材購入」任務をしっかり果たして、ホテルへの帰路につきました
父の休肝日発言はもちろん有言不実行に終わりました( ^∀^)
これにてヨーロッパの旅は終了です!!
と言いたいのですが、まだ日本への帰国という最大難関が待っています
なぜ帰国するのはそれほど難関かというと、今回は「中国国際航空(Air China)」にて帰国するのです
中国国際航空は日本出発日の3日前くらいに火災を起こしています( ゚д゚)
(死者はゼロ)
いくら楽天的な僕でもさすがにビクビクしながら日本を出発しました
中国での乗り換えも悪名高い「北京空港」ですので、ちゃんと乗り継ぎが出来るか心配です(乗り継ぎ時間が5時間ほどあるのでこれは大丈夫か?)
とまあ、それなりに心配しながらヨーロッパ最終日の朝を迎えました
とりあえず、朝飯食ってきます!!
いつもお読み頂きありがとうございます!!